ニュース
タイムズカー情報漏えい、“お見舞金”3000円支払いへ 本人確認書類は全削除
2026年10月23日 17:46
パーク24は23日、カーシェアリングサービス「タイムズカー」のWebシステムに対する不正アクセス問題について、本人確認書類画像の漏えい痕跡が確認されたユーザーに3000円相当のお見舞金を支払うほか、保有する本人確認書類の画像データを10月末までにすべて削除すると発表した。
対象者へ3000円相当のお見舞金
外部専門機関によるフォレンジック調査が完了し、氏名や住所、運転免許情報などの属性・識別情報約663万件、本人確認書類の画像データ約146万件について外部送信の痕跡が確認された。
なお、クレジットカード番号の全桁やセキュリティコードは保持しておらず、不正利用のおそれはないとしている。
同社はこれを受け、暗号化された運転免許証などの画像データへアクセスされ、外部送信の痕跡が確認されたユーザーに対して、お見舞いとして3000円相当の現金または金券を支払うと発表した。
画像データは暗号化して保管されていたものの、将来的な復号(暗号が破られ復元されること)のリスクを完全に否定できないため、補償の実施が決定された。具体的なお見舞いの内容や受け渡し方法については現在検討中で、決定次第対象者へ案内される。
本人確認画像の保有ルール改定と全削除
今回の事案を受け、本人確認書類の画像保有ルールが見直された。従来は暗号化したうえで会員期間中および退会後7年間保有していたが、今後は会員登録の完了後に画像を保有しない運用へと変更する。
ルールの変更に伴い、現在同社が保有している本人確認書類の全画像データは、ユーザーからの申請の有無にかかわらず10月末までに一斉削除される。ただし、将来的な問い合わせ対応などに備え、保存していた画像との同一性を確認するための情報は継続して保全される。
不正アクセスの原因はWebシステムに存在した脆弱性の悪用とされており、同社はすでに該当経路の対策を完了している。今後は社外取締役を中心とし、外部専門家を加えた調査委員会による検証を実施し、年内をめどに具体的な情報セキュリティ強化策やガバナンス強化策を公表する方針。
