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LTEに対応したMIL規格スマートフォン、京セラが北米で発売
LTEに対応したMIL規格スマートフォン、京セラが北米で発売
(2013/1/29 13:50)
米Sprint Nextelと、北米や南米で京セラ、三洋の製品を展開するKyocera Communications(KCI)は、LTEに対応し、防水・防塵・耐衝撃性能を搭載した京セラ製Androidスマートフォン「Torque」(トルク)を今春にも発売する。
「Torque」は、Android 4.0を搭載した京セラ製のスマートフォン。発売日や具体的な価格は後日発表される予定。
米国国防省軍事規格、いわゆるMILスペック(Military Standard 810G)を有し、IPX7クラスの防水、IP6Xクラスの防塵性能を備える。24時間塩水を噴霧し、その後24時間乾燥放置する試験も通過している。
温度耐性としては、操作していない端末で-30度~60度で2時間、操作中の場合は-20度~50度で3時間の耐久性がある。また、耐衝撃性能としては、122cmの高さから26回落下させる試験もパスしており、耐振動試験や日射性能試験、低圧対応性能試験も通過済み。
Sprintでは、「厳しい環境で働く人やアウトドア好きに評価してもらえる」とコメントしている。KCIでは、「建設業者やアウトドア好き、小さな子供がいる家族も満足して使える」としている。
仕様
「Torque」のディスプレイは、4インチ、800×480ドットのIPS液晶を搭載する。ガラス面は強化ガラスを採用する。500万画素と130万画素のカメラを備える。
また、京セラの「スマートソニックレシーバー」技術を搭載する北米初の端末となる。同技術は、セラミックアクチュエーターにより、音声を振動に変換し、これを液晶パネルに伝える。このため、受話レシーバー不要で通話が行える。
CPUには、クアルコムのSnapdragonプラットフォームとなる、1.2GHzデュアルコアプロセッサ「MSM8960」を装備する。メモリは1GBで、ストレージは4GB。外部メモリとして32GBのmicroSDカードにも対応する。
通信はLTEのほか、IEEE802.11 b/g/n準拠のWi-Fi、NFC、Bluetooth 4.0が利用できる。さらに文字入力には、タッチした指を滑らせるようにして入力できるSwype入力をサポート。トランシーバーのようにやりとりできるプッシュ・トゥ・トークサービスに対応する。
バッテリーは2500mAhのリチウムイオン電池を採用。バッテリーマネジメント機能として「Eco Mode」も用意されている。バックグラウンドデータへのアクセスをブロックする節電ツール「MaxiMZR」も利用できる。