【CEATEC JAPAN 2013】

京セラ、北米向けタフネスAndroidスマホ「TORQUE」を紹介

 「CEATEC JAPAN 2013」の京セラのブースでは、携帯電話関連のコーナーで日本向けのモデル、北米向けのモデルを合わせて展示している。いくつかの端末は実際に触れられる形で紹介されている。

 京セラはKDDI(au)、ソフトバンクモバイル、ウィルコムに端末を提供しており、北米では大手のVerizon Wirelessにも供給している。会場ではauの「URBANO」、ソフトバンクの「DIGNO R 202K」、ウィルコムの「DIGNO DUAL 2」がタッチアンドトライが可能な端末として展示されている。また、画面全体が受話用スピーカーになるスマートソニックレシーバーを体験できるコーナーも用意されている。

 日本で目にする機会が少ない海外向けモデルについては、付加価値の高い防水モデルとして「Hydro ELITE」「Hydro EDGE」「Hydro XTRM」「TORQUE」を紹介。いずれもAndroid搭載のスマートフォンになっている。

 このうち「Hydro ELITE」「TORQUE」については実機の展示も行っている。「Hydro ELITE」は比較的コンパクトなボディで、防水、LTE対応が特徴。Android初心者向けのモード「Starter Mode」を搭載しているほか、スマートソニックレシーバーも装備する。

 「TORQUE」は防水性能に加えて耐衝撃性能を備えたスマートフォン。見た目もタフネスモデルらしいデザインで、ボタンも大きいのが印象的。側面にはプッシュ・トゥ・トーク専用のボタンも設けられている。こちらもLTEに対応しており、スマートソニックレシーバーにも対応するなど、京セラ独自の仕様が盛り込まれている。

 京セラのブースではこのほか、スマートソニックレシーバーの基本技術も応用されている「ピエゾフィルムスピーカー」を展示。振動するピエゾ素子とファインセラミック技術を組み合わせた新構造のフィルムスピーカーで、LGのテレビに採用されるなどしている。この技術は、1日には「CEATEC AWARD 2013」の経済産業大臣賞の受賞が決まり、ブースに賞状とトロフィーが設置されていた。

太田 亮三