【Mobile World Congress 2013】

京セラが「Torque」を披露、欧州でも防水・耐衝撃への機運

 Mobile World Congressの会期に合わせ、バルセロナではさまざまなプレス向けのイベントや発表会が開催される。多数の出展企業が集まるプレスイベント「MobileFocus Global」では、京セラが北米向けの防水・防塵・耐衝撃のAndroidスマートフォン「Torque」(トルク)を紹介していた。

 「Torque」は、LTEに対応したAndroid 4.0搭載スマートフォン。米国国防省軍事規格、いわゆるMILスペック(Military Standard 810G)を有したタフネスモデルだ。米Sprint Nextelと共同で発表されたものだが、京セラの欧州法人が端末を紹介していた。

 かつては防水や防塵、耐衝撃へのニーズは、一部の携帯電話にとどまっていたが、スマートフォンの普及拡大によって、欧州でもニーズの高まりを感じられるところだ。 「MobileFocus Global」のほか、同日開催のもう一つのプレスイベント「ShowStoppers」では、強力な撥水技術や保護効果の高いスマートフォンケースなど、さまざまな形でスマートフォンを壊さないためのソリューションが紹介されていた。

Otterの保護ケース
衝撃を保護するImpactologyという素材を使ったTech21のスマートフォンケース
P2iのナノコーティング技術は強力な撥水力を持つ。デモでは通常のティッシュペーパーとコーティングされたティッシュを水につけた。撥水効果でティッシュが水をはじいていた
このコーティングを基板に吹き付けても水滴が浸透しない。モバイル機器の内部を防水加工できる
こちらはLifeProofのiPad保護ケース

津田 啓夢