本日の一品

小型・軽量で付け替え式イヤーウィング付きのワイヤレスイヤホン、「Anker Soundcore Liberty Buds」

 オーディオ市場の中でも、コスパに優れたワイヤレスイヤホン、ヘッドホンを展開することで知られるのがAnkerです。今回は、シリーズ最小、最軽量となる新しい「Soundcore Liberty Buds」を試せたので、使用感を紹介していきます。

 Soundcore Liberty Budsは、今流行りのオープン型と呼ばれる形状のイヤホンです。カナル型と比べて圧迫感がなく、長時間イヤホンをつけっぱなしにしたいというニーズにおすすめ。公式ストアでの販売価格は1万2990円と、多機能ながらそこまで値が張らない、相変わらずのコスパも特徴でしょう。

 先に触れた通り、今回はシリーズ最小、最軽量となった本体デザインが大きな特徴です。ツルッとした見た目のイヤホン本体を装着すると、見た目以上の軽さだと感じます。筆者のように、デスクワークのお供にしてもいいし、IP55の防塵防水規格にも準拠しているので、ワークアウトのお供にしてもいいでしょう。

 オープン型イヤホンの場合、イヤーチップによる着け心地の調整ができないのが難点であることが多くあります。Soundcore Liberty Budsでもイヤーチップは搭載されていませんが、代わりに付け外しができるイヤーウィングが搭載されています。装着済みのものを合わせて4サイズが同梱され、オープン型ながらフィット感の微調整ができるのが、大きな魅力だと感じます。イヤーウィングは、かなり柔らかい素材になっており、バチっと耳をホールドするというよりは、耳の窪みにスッとフィットするイメージなので、長時間つけていても、耳が痛くなることはありませんでした。

 また、オープン型ながらANC(アクティブノイズキャンセリング)機能を搭載しているのも、1つの特徴です。近年はオープン型×ANC機能搭載製品も着々と増えていますが、1万2990円という価格でも、しっかりとキャッチアップしているのがポイントです。ANCレベルで言えば、カナル型のハイエンドワイヤレスイヤホンと比べてしまうと、最高クラスとは言えませんが、ある程度のノイズはしっかりと除去できて快適です。価格を考えれば、十分満足できる性能です。

 一方、もともと周囲の音を拾いやすいオープン型なのに加え、外音取り込みモードにも対応しているのですが、収集する音はかなり機械っぽいノイズが混ざっており、あまり使用感は良くありません。ここはANC機能のおまけ程度に考えてもいいのかもしれません。

 Bluetooth規格は6.1に対応し、コーデックはSBC、AAC、LDACに対応します。1万2990円ながら、LDACにも対応しているのは大きな特徴と言えます。

 音質はオープン型らしく、低音の響きというよりは、中高音域の広がりに注力している印象です。特に高音域のシャリシャリ感が強く、ボカロやEDMといった音楽を再生すると、特徴がはっきりと出ます。音のキレも十分感じられ、総合的に満足度の高いイヤホンであることに間違いありません。

 接続したSoundcoreアプリでは、イコライザーの調節もできます。面白いのが「お好み診断」という機能で、2つの音源を聴き比べながら、好みの音質をチョイスしていくことで、自分に合ったイコライザーの作成ができます。細かな設定は難しくてわからないという人でも、簡単に自分好みの音質を作成できるので、購入時にはまず設定してほしい機能です。

 そのほか、SoundcoreアプリではANCモードの切り替え、本体側面でのタッチコントロールの設定も行えます。アプリを開いた際に、イヤホン本体と充電ケースのバッテリー残量が表示されるのも、細かいところではありますが、非常にありがたいポイントです。

 バッテリーはANCオンで、単体最大6時間、ケース併用で最大26時間となります。飛行機などで使いたい場合は物足りなく感じるかもしれませんが、通常使用では十分な印象です。ただし、充電ケースのワイヤレス充電には非対応となっているのが、個人的には少々惜しいところでした。

 Soundcore Liberty Budsは、各性能、最高クラスとまでは言わないまでも、価格に対して非常にうまくまとめられているオープン型ワイヤレスイヤホンだと感じます。イヤーウィングのフィット感は、オープン型イヤホンにはなかなかない魅力なので、運動用のイヤホンを探しているといった人にもおすすめできる製品です。