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Google翻訳が20周年、Android向けに「発音練習機能」を追加
2026年4月30日 12:11
グーグルは28日、サービス開始から20周年を迎えた「Google翻訳」の歩みと、AI技術によって進化を遂げた最新の利用動向を公開した。2006年に機械学習の初期の実験として開始したサービスは、現在では世界人口の95%をカバーする約250言語に対応し、月間10億人以上のユーザーに利用される巨大プラットフォームへと成長しているという。
20周年という大きな節目に合わせ、Android向けに新機能「発音練習」の提供が始まった。ユーザーから最も要望の多かった機能の一つで、AIが個々の発声を分析して即座にフィードバックを行うことにより、実際の会話を始める前に正しい発音を学ぶことができる。対象国は米国とインドで、英語やスペイン語、ヒンディー語に対応する。
技術面では、初期の統計的機械学習から2016年のニューラルネットワークへの移行を経て、現在は最新のAIモデルである「Gemini」がその中核を担っている。これにより、文脈や微妙なニュアンスを汲み取った自然な翻訳ができるようになった。
毎月翻訳される単語数は合計1兆語に達し、これは一人の人間が1万2000年かけて音読する量に匹敵する。また、最新のGeminiモデルを搭載したライブ翻訳機能では、会話のペースや話し手のトーンを維持したままリアルタイムに通訳が行えるようになり、実際にセッションの3分の1以上が5分を超える長い対話に利用されているとのこと。
日常生活における活用シーンも増えており、Googleレンズを用いた翻訳や、Androidの「かこって翻訳」によるSNS情報のチェックは、今や旅行や趣味の定番となっている。Google翻訳では、英語からスペイン語への翻訳が依然として最多だが、最近では「clock it」や「maxxing」といったアルファ世代(2010年代生まれのいわゆるZ世代の次世代)のスラングや、絵文字、アメリカ手話(ASL)といった言葉も、検索のAIモードを活用して翻訳されているという。
また、この20年間、世界中で最も多く翻訳されたフレーズは「ありがとう」であり、それに続いて「元気ですか?」「愛しています」といった言葉が上位を占める。


