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Google、オープンな生成AIモデル「Gemma 4」発表 20倍のモデルに性能で匹敵

 Google(グーグル)は、新たなオープンAIモデル「Gemma 4」シリーズを公開した。Google AI Studioや「Google AI Edge Gallery」アプリで試すことができる。

 「Gemma 4」は、Googleが開発したオープンで軽量なAIモデル。Gemini 3と同じ技術基盤で構築され、コード生成やエージェント作業が実行できるほか、視覚や音声を処理できるマルチモーダル機能を備える。

 パラメータ数ごとに、「Effective 2B」「Effective 4B」「26B Mixture of Experts」「31B Dense」の4モデルが用意されている。

26B(MoE)と31B(Dense)のモデル

 26Bと31Bは、研究者や開発者に向けた大型のAIモデル。テキストアリーナの総合ランキング(オープンモデル)において、31Bは3位、26Bは6位を獲得し、これは20倍大きなモデルに性能で匹敵するという。非量子化バージョンは単一の80GB NVIDIA H100 GPU上で実行できるほか、量子化バージョンなら消費者向けのGPU上で実行できる。

 26Bは、推論時に一部の必要な領域だけを利用し、大きなパラメータ数と高速な推論の両立を可能にする「Mixture of Experts」(MoE)を採用したモデル。260億パラメータのうち、推論時は38億パラメータのみ活性化されるため、高速に実行できる。

 31Bは、推論時に全パラメータを利用するDenseモデル。最大限の品質を追求し、特定用途向けにファインチューニングする際の基盤モデルとしても利用できる。

2Bと4Bモデル

 2Bと4Bは、メモリー使用量や消費電力を抑制し、エッジデバイス上で実行できるようにした小型のAIモデル。スマートフォンやRaspberry Pi上で、マルチモーダル・低遅延処理を実現する。

 また同AIモデルは、Google Pixelなどに搭載される予定の「Gemini Nano 4」のベースとなる。

オープンに利用可能

 Gemma 4シリーズは、オープンソースライセンス「Apache 2.0」で公開されており、商用利用が可能。クラウド上で実行する「Google AI Studio」や端末上にダウンロードして実行する「Google AI Edge Gallery」アプリで試すことができる。ほかにも、同モデルはHugging FaceやKaggleで配布されており、OllamaやLM Studioなどを通して、パソコン上でローカルに実行することもできる。