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グーグル、翻訳特化型のオープンAIモデル「TranslateGemma」を公開

 Google(グーグル)は、AIモデル「Gemma 3」をベースに開発された翻訳特化型オープンAIモデル「TranslateGemma」を公開した。モバイルからクラウドまで対応する3つのサイズで展開される。

 「TranslateGemma」は、最新AIモデル「Gemma 3」の知識を凝縮し、機械翻訳に最適化させたオープンAIモデル。パラメータサイズは4B(40億)、12B(120億)、27B(270億)の3種類が用意されている。

 4Bモデルは、モバイルおよびエッジデバイス向けに最適化され、従来の12Bクラスに匹敵する性能を備える。

 12Bモデルは、「WMT24++ベンチマーク」で27Bのベースラインモデルを上回るパフォーマンスを記録したという。開発者は、モデルサイズを半分以下に抑えながら、精度の向上と遅延の低減を両立できているとのこと。

 27Bモデルは、最高精度の翻訳を実現し、クラウド上の単一GPU(H100)やTPUで実行可能だという。

 開発にあたっては、Geminiから得られた高品質なデータを活用した「教師ありファインチューニング(SFT)」と、翻訳品質を向上させる「強化学習(RL)」の2段階プロセスを採用した。これにより、従来のベースラインモデルと比較して、より少ないパラメータ数で高い翻訳精度を実現したとのこと。

 対応言語は、日本語、英語、中国語など合計55言語に対応する。さらに、約500の追加言語ペアでの学習も行われており、研究者が特定の言語向けに微調整を行う際の基盤としても設計されている。