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グーグル「NotebookLM」が進化、出力形式追加やソース収集の補助も

 米グーグル(Google)は現地時間8日、生成AIサービス「NotebookLM」の全面的なアップグレードを発表し、同日中にWeb上でグローバル向けにリリースした。まずは「Google AI Ultra」ユーザーのほか「AI Ultra Access」や「AI Expanded Access」のビジネスユーザー向けに展開されており、対象ユーザーは順次拡大予定。

Gemini 3.5とAntigravityに対応

 今回のアップグレードで、NotebookLMがGemini 3.5とAntigravity上で動作するようになった。正確性や信頼性が向上し、思考プロセスをさらに明確に把握できる。

 各ノートブックにはクラウドコンピューティング環境が用意され、研究や分析に役立つコードをNotebookLMで作成・実行できる。システムには100種類以上の厳選されたソフトウェアスキルが含まれ、ソースを理解するための幅広い新機能が提供される。

 推論エンジンの性能について、以前のシステムとの比較評価では、上位5つの主要な評価項目全体で同等水準を15ポイント上回る、平均65%以上の勝率(Win Rate)を達成したという。

大規模文書分析は大幅に改善し、勝率は69.9%に達した。また、高度なWeb調査と情報源の発見では、以前の基準値と比較して78.2%の高い勝率となった

出力形式の追加

 生成できるファイル形式が追加され、出力について詳細に指示できるようになった。チャートや表を含むPDFレポートなど、実用的な形式で生成してくれる。生成されたファイルはスタジオパネルで直接ダウンロードでき、生成後も編集が可能。

 追加された出力形式は、データ可視化とグラフ(PNG/SVG)、ドキュメント(PDF/DOCX/Markdown/TXT)、Nano Bananaの画像(PNG/JPG/GIF)、構造化データ(CSV/JSON)、Microsoft Excel(XLSX)、Microsoft PowerPoint(PPTX)。

リサーチ開始が簡単に

 新たに、漠然としたアイデアや疑問からリサーチを開始できるようになった。チャット内で資料リポジトリを直接構築でき、プロジェクトの取り掛かりが簡単になった。

 たとえば、他の言語の一次資料を探したい場合や、最近知った著者の関連作品を探している場合などに便利な仕様だ。加えて、Google検索でWeb上から関連性の高い資料を見つけ出し、ノートブックに追加することもできる。なお、追加する情報源は引き続き自分で管理できる。

活用例

 グーグルは進化したNotebookLMの活用例を紹介しており、たとえば、さまざまな国のデータをまとめて分析できる。NotebookLMにWeb調査を依頼して追加情報を探したり、正確なデータ分析を実行するコードを記述したり、結果を示すグラフやPDFレポートを作成したりできる。


 また、プログラムマネージャー向けの活用方法として、顧客統合のための複雑な仕様を解読し、簡潔なガイドやスライド資料、チーム向けの段階的なロードマップに変換する事例を挙げている。



小規模ビジネスオーナーによる使用例。メディアキャンペーンを実施し、広告費に対する売上データを分析できる。キャンペーンの財務効果を計算し、他の都市へ事業拡大すべきか判断してくれる