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「docomo Starlink Direct」はどのスマホで何が使える? 疑問まとめ

 NTTドコモは、衛星通信サービス「docomo Starlink Direct」を4月27日に開始する。

 空が開けていれば利用でき、山間部や離島、海上12海里(約22km)、災害により地上通信設備が被災したエリアで利用できる。サービスとして、テキストメッセージの送受信や対応アプリでのデータ通信、緊急地震速報の受信に対応する。

対象機種

 4月2日時点では、衛星通信に対応したドコモのスマートフォン84機種が対応する。なお、機種によってはデータ通信に対応せず、メッセージサービスのみ利用できるものもある。

データ通信・メッセージサービス対応機種

 購入場所にかかわらず、iPhoneやGoogle Pixelが対応する。iPhoneは「iPhone 13」以降、Pixelは「Google Pixel 9(9aを除く)」以降が対応する。

 そのほか、ドコモで購入した機種に限り、2022年発売以降のGalaxy端末24機種、2024年発売以降のarrows端末3機種、2023年発売以降のAQUOS端末10機種、2024年発売以降のXperia端末4機種に対応する。

データ通信・メッセージサービス対応機種 4月2日時点
メーカー機種名
アップルiPhone Air
iPhone 17/17 Pro/17 Pro Max/17e
iPhone 16/16 Plus/16 Pro/16 Pro Max/16e
iPhone 15/15 Plus/15 Pro/15 Pro Max
iPhone 14/14 Plus/14 Pro/14 Pro Max
iPhone 13/13 mini/13 Pro/13 Pro Max
グーグルPixel 10/10 Pro/10 Pro XL/10 Pro Fold
Pixel 9/9 Pro/9 Pro XL/9 Pro Fold
サムスンGalaxy S26/S26+/S26 Ultra
Galaxy S25/S25 Ultra/Z Flip7/Z Fold7/A25 5G/A36 5G
Galaxy S24/S24 Ultra/Z Flip6/Z Fold6/A55 5G
Galaxy S23/S23 Ultra/Z Flip5/Z Fold5/A54 5G
Galaxy S22/S22 Ultra/Z Flip4/Z Fold4/A53 5G
FCNTarrows Alpha
arrows We2/We2 Plus
シャープAQUOS R10/sense10/wish5
AQUOS R9/R9 pro/sense9/wish4
AQUOS R8/R8 pro/sense8
ソニーXperia 1 VII/10 VII
Xperia 1 VI/10 VI

メッセージサービス対応機種

 購入場所にかかわらず、Pixel 9aがメッセージサービスのみに対応する。

 そのほか、2021年発売のGalaxy端末5機種、2023年発売の「AQUOS wish3」とXperia端末4機種、2024年以降発売のmotorola端末2機種が対応する。

 また、2023年発売の法人向け「DuraForce EX」も対応する。

メッセージサービス対応機種 4月2日時点
メーカー機種名
グーグルPixel 9a(写真・動画・ファイル添付に非対応)
サムスンGalaxy S21 5G/S21 5G Olympic Games Edition/
S21 Ultra 5G/Z Flip3 5G/Z Fold3 5G
シャープAQUOS wish3
ソニーXperia 1 V/5 V/10 V/10 V Fun Edition
モトローラmotorola razr 60d/50d
京セラDuraForce EX(法人向け)

対象の料金プランやSIMは?

 「docomo Starlink Direct」を利用するには、ドコモの料金プランを契約している必要がある。対象の料金プランは「ahamo」を含むすべての料金プランで、5GまたはXiの契約があれば利用できる。

 SIMカードはドコモUIMカードまたはeSIMで利用できる。ただし、一部のUIMカード(Ver.4/Ver.5/Ver.6)では利用できない場合がある。

 対応機種でVer.4のUIMカードを利用した際にサービスが利用できない場合は、eSIMまたは最新のドコモUIMカードへの交換が必要となる。なお、ドコモは、衛星通信メニューが表示されていても利用できない場合があるとして、交換を推奨している。

 また、Ver.5/Ver.6のUIMカードを利用している場合でも、最新のソフトウェアを利用しているにもかかわらず衛星通信メニューが表示されない場合は、同様に交換が必要となる。

衛星通信メニュー

利用料金は?

 ドコモは、月額利用料を当面無料で提供する。申込みは不要で、ドコモ契約者は特別な手続きを行うことなく利用できる。

 SMS利用料も国内・国際ともに当面無料。データ通信についても、当面の間は加入中の料金プランのデータ容量の消費対象外となる。

利用できるサービスは?

 メッセージサービスでは、iPhoneは「メッセージ」アプリ、Android端末は「Google メッセージ」アプリが利用できる。テキストメッセージの送受信のほか、写真・動画・PDFなどの電子ファイルも送信できる。そのほか、メッセージアプリで位置情報の送受信が可能なほか、緊急速報「エリアメール」の受信にも対応する。

位置情報の送受信
緊急速報「エリアメール」の受信

 さらに、利用条件を満たすことで、登山アプリや海上アプリ、ニュースアプリなど一部アプリも利用できる。加えて、「d払い」も衛星通信に対応し、山間部や離島など、これまで現金決済が中心だった場所でも利用できるとしている。

 なお、ドコモが提供する「あんしんセキュリティ」をiPhoneで利用しており、「危険サイト対策」機能がONの場合、一部サービスが利用できない場合がある。

docomo Starlink Direct 対応アプリ 4月2日時点
対応機種アプリ名
iPhone・AndroidYAMAP、ヤマレコ、いまココ、コンパスEX、LivMap、
タイドグラフBI、釣り船予約「釣割」、乗船名簿クラウド、X、SmartNews、WhatsApp、Messenger、NewsPicks、
特務機関NERV防災、ココダヨ、災害用キット、d払い
iPhoneマップ、天気、フィットネス、コンパス、メッセージ、bowbear
AndroidGoogleマップ、緊急情報サービス、GoogleのFind Hub、天気、Google メッセージ、ドコモメール、イマドコサーチ、SmartNews for docomo

対応アプリの確認方法

 対象のスマートフォンでは、インストール済みのアプリから「docomo Starlink Direct」に対応しているアプリを確認できる。

 iPhoneでは、「設定」アプリ→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信のオプション」→「衛星通信」から確認できる。

「設定」アプリ→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信のオプション」→「衛星通信」

 Androidでは機種により一部画面は異なるが、モバイルデータ通信のSIM設定から確認できる。たとえばGoogle Pixelの場合、「設定」アプリ→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「NTT DOCOMO」→「衛星通信」から確認可能。

「設定」アプリ→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「NTT DOCOMO」→「衛星通信」

d払いはどうしたら使える?

 「docomo Starlink Direct」により、基地局の電波が届かない場所でも、事前設定なしで「d払い」が利用できる。

 なお、「ネット未接続で支払い」と表示される画面は表示されない。通信状況によっては画面表示や処理に時間がかかる場合があるものの、通常と同様の操作で利用できる。