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PLAUDのAIレコーダー「Plaud NotePin S」23日発売、CMには長友佑都選手が登場
2026年3月19日 17:00
PLAUDは19日、AIボイスレコーダーの新製品「Plaud NotePin S」を3月23日に日本で発売すると発表した。価格は2万8600円。ブラックとパープル、シルバーをラインアップする。
「Plaud NotePin S」は、ウェアラブル型のAIボイスレコーダーで、会議だけでなく日常の会話まで録音でき、AIが文字起こしや要約を生成することで、内容整理をサポートする。録音は、本体の物理ボタンを長押しするだけで開始できる。録音中、重要な発言があればボタンを短く押すことで「ハイライト記録」ができ、振り返る際に役立てられる。
物理ボタンの搭載は、ユーザーからのフィードバックを受けてのもの。物理ボタンにすることで操作性を高め、ポケットの中でも手元を見ずに録音を開始、終了できる。
Plaud初のテレビCMに長友佑都選手が出演
同社初のテレビCMとして、サッカー選手の長友佑都選手を起用したCMを3月28日から順次放映される。
同社は、長友選手が所属するサッカーチーム「FC東京」とオフィシャルパートナー契約を締結(2025年~)しており、チーム内のミーティングなどで同社製品を活用しているという。CMでは、チームのミーティングやビジネスシーンで長友選手が活用している光景が再現されており、同社製品がビジネスユーザーを強力にサポートしている様子が演出されている。
AIは人の代わりではなく“力を引き出す”存在に
新製品発表会には、米国本社のオペレーション・金融ヴァイスプレジデントのジョージ・ズヴィアギン氏が登場。「多くのユーザーに共通する課題は、アイデア不足ではなく、会話の中での気づきや意思決定が十分に残せないまま流れてしまっていること」と指摘するズヴィアギン氏は、「重要な情報は会話の中で生まれる。Plaudは会話の中の情報をそのまま知識に変える」と同社製品の役割を語る。
同社では、2030年までに5000万人のプロユーザーの生産性とパフォーマンスを高める「信頼して使い続けられるAIパートナー」を提供するとしており、これまでもユーザーの声を受けて製品改良を進めている。ズヴィアギン氏は「AIは人の代わりではなく、人の力を引き出す存在であるべきだ」と指摘。同社が目指すAI活用の姿を印象づけた。
同社製品の強みをズヴィアギン氏は「日常会話までカバーできること」と説明する。他社からもAIレコーダーが発売されてきているが、ズヴィアギン氏は「アイデアはリモート会議だけでなく、カフェテリアでの会議中や通話、移動中などあらゆるところで生まれる。ほかのツールはオンライン会議には強いが、日常の会話までカバーできているものは少ない」と指摘。プロユースにも満足できる製品を開発することで、世界ユーザー数は150万人以上、170以上の国と地域で利用されているとズヴィアギン氏は胸を張る。
日本市場の現状について、PLAUDセールスディレクターの鈴木直幸氏は、「日本市場には2024年から本格参入したが、2025年度には2024年の4倍の成長を見せた」とコメント。グローバルと比較すると、売上構成比としては世界第2位、月間アクティブユーザー数では米国を抜いて世界1位となっており、同社としても日本市場は無視できない存在になってきている。鈴木氏は「日本の市場全体が最重要市場の1つだ」とし、日本ユーザーのフィードバックを着実に製品やサービスに反映していると話す。
たとえば、日本ユーザーのデータは、AWS東京リージョンですべて管理している。データ自体を国内管理したい、というユーザーの声が多く、セキュリティ体制には特に力を入れている様子が見える。
トレジャーデータとの共同プロジェクト
AIレコーダーを企業として活用するにはどのような方法があるか。同社では、その解の1つとして、さまざまなデータ基盤を構築しマーケティングに活用するカスタマーデータプラットフォーム(CDP)を手がけるトレジャーデータとの共同プロジェクトを発表した。
PLAUDとトレジャーデータは4月13日に日本の法人分野でプロジェクトを開始する。具体的には、日本の法人が課題としているAIレコーダー活用への課題を解消し、ビジネスの成功率を高める取り組みを進める。
たとえば、Plaudデバイスの録音データは、スマートフォンやWi-Fiで即座にトレジャーデータに保存される。端末のデータは転送後すぐに消去することで、個人情報漏洩の観点から安心して利用できる仕様にしている。送られたデータは、トレジャーデータが正確に分析し、さまざまなデータと統合され、AIエージェントと連携することで、ビジネス活用がよりスムーズにできる。
ユースケースとしては、法人営業や接客の分野での引き合いが多いとトレジャーデータ社長の三浦喬氏は話す。相手との会話をすべてトラッキングすることで、成績の高い従業員と低い従業員の差を見つけてフィードバックすることで、会社全体のパフォーマンス向上が図られるという。








































