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ソフトバンク宮川氏が「長期契約とセット利用者」への優遇方針を明らかに
2025年11月5日 18:53
ドコモからの流入増?
宮川氏は、プレゼンテーションで、コンシューマー向けの事業では、売上高・営業利益ともに前年同期比3%増、第2四半期だけで7%増と、好調だったことを紹介
競争環境での状況として、前日4日にNTTドコモの決算説明会で、他社への流出が増えたことが明らかにされたことを踏まえ、宮川氏は、MNPでの流入は順調だったとし「(ドコモ内では、攻めてきた他社とは)ソフトバンクだろうと言われている気がします」と、手応えを見せる。
ただ、短期で解約するユーザーが増えたとし、「契約を獲得する効率からすると非効率」と説明する。
その上で「後半戦(下期)はブロードバンドや電気、カードなどとセットで利用されるお客さまへ注力したい」と説明し、長期契約あるいはソフトバンクの複数サービスを利用するユーザーを「優良顧客」として優遇する方針を示した。
宮川氏は、「効率の悪いところを修正したいことが根底にある。MNP(携帯電話番号そのままで他社に移行できる番号ポータビリティ)を使い超短期で解約する人などに対し、(長期で利用する人と)同じ獲得インセンティブをかけて、契約を獲得することはおかしい」と解説。たとえばドコモからソフトバンクへMNPで乗り換えたとしても、割引などを享受しつつ、すぐ解約する契約がそれなりの割合に存在することを示唆して、改善する意向を示した。
さらに今後は、契約の獲得数にこだわり続けるよりも、複数のサービスを使い、解約率が低く、継続期間も長い、いわゆるロイヤリティの高いユーザーにこそ「本当にお金をかけたい。多少、獲得数が減った程度では慌てない体制を構築する(宮川氏)とした。
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