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ソフトバンク宮川氏、Opensignalの5G SA調査結果に「信頼性にこだわる」
2025年8月5日 16:53
ソフトバンク代表取締役社長執行役員兼CEOの宮川潤一氏は5日、同社の決算説明会で、7月に発表されたOpensignalの5G SA(Stand Alone)についての調査結果に対する受け止めをコメントした。
説明会の質疑で、「Opensignalの5G SAのレポートで、KDDIの方がユーザー体感評価が高い、と発表されたが、その受け止めは?」と問われた宮川氏は、「比較が急に2社(KDDIとソフトバンク)になったり、データの取り方について不満があるキャリアさんが出てきたり、フェアなのかアンフェアなのかよくわからない環境にあるのでは?」と前置きしたうえで、「我々は、とにかく負けることは許さん、真摯に受け止めるべきだろうと思っている。1つの指標に向かって切磋琢磨することは、本当に良いこと」とOpensignalのレポートを評価。
特に、「信頼性の項目にこだわっている」と話す宮川氏は、「スピードを追求する環境作りもあるが、最低必要な容量を確保するというネットワークの作り方もある。昔から同じやり方をしているが、(信頼性の)評価が高かったことは、よかった」とした。
今後の5Gネットワークについては「すべてSAにするべき」という宮川氏。ネットワークスライシングや低遅延の特性などを活かしたサービスを投入するためには、早くネットワーク全体をSAにしたいという一方、「まだまだ時間がかかりそうだ」(宮川氏)と話した。
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