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Nothingが新スマホ「CMF Phone 2 Pro」発表、おサイフケータイ・eSIM対応で4万円台

 Nothingは、Androidスマートフォン「CMF Phone 2 Pro」を7月24日に発売する。ストレージ別のラインアップと価格は、8GB+256GBモデルが4万7800円、8GB+128GBモデルが4万2800円。

 同社公式Webサイト「nothing.tech」やAmazon.co.jpのほか、8GB+256GBモデルは楽天モバイル、8GB+128GBモデルはIIJmioなどでも取り扱われる。また、Nothing公式と楽天モバイルのWebサイトでは、予約を受け付けている。

FeliCa搭載、バンドも充実

 「CMF Phone 2 Pro」は、Nothingのサブブランド「CMF」を冠したAndroidスマートフォン。ディスプレイは約6.77インチのAMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載、リフレッシュレートは120Hz、ピーク輝度は3000ニト、タッチサンプリングレートは1000Hzをサポートする。

 チップセットは、「MediaTek Dimensity 7300 Pro 5G」。Nothingもチップの一部をカスタマイズしている。メモリーは8GBだが、ストレージの一部を転用する「RAMブースター」機能を使えば、合計最大16GBまで対応する。

 バッテリー容量は5000mAh、最大33Wまでの急速充電に対応し、約30分で半分まで充電できる。

 同機のポイントとして、「eSIM対応」、「FeliCa(おサイフケータイ)対応」、「対応バンドの充実」が挙げられる。新たに対応したバンドの中には、日本で利用されているバンドも含まれており、日本ユーザーの利便性が向上している。

本体デザイン

 本体カラーは、オレンジとホワイト、ブラックをラインアップする。いずれのカラーも、本体背面の仕上げが異なっており、ブラックはシンプルで機能的なデザインだが、オレンジとホワイトは上下で表面の仕上げが異なっている。

 また、各所にステンレススチール製のネジを配置している。しっかりスクリューできる“こだわりのネジ”だという。カメラ周りはアルミ素材を採用しており、質感だけでなく強度の向上にも寄与している。

 本体の重さは185g、厚さは7.8mmで、軽量さと薄さを「Nothingで最もスリムなスマートフォン」とアピール。なめらかなエッジになるようにデザインされている。

本体カラーで、表面の仕上げが異なる

 実機写真は、本稿後半に掲載。

カメラ機能

 背面に、5000万画素のメインカメラ(F値1.88。1/1.57インチセンサー)、5000万画素の望遠カメラ(F値1.85。1/2.88インチセンサー)、800万画素の超広角カメラ(視野角119.5°)を配置。望遠カメラは、光学2倍、デジタル併用で最大20倍までのズームをサポート。

 前面には、1600万画素のフロントカメラを配置し、セルフィーでのポートレート撮影もサポートしている。

 カメラのセンサーだけでなく、内部のアルゴリズムも進化。AIは実際の編集だけでなく、アルゴリズムを作成する段階でも活用している。また、ユーザーがカスタマイズできる「プリセット」機能も搭載。あらかじめ設定された複数のプリセットや、ユーザー自身が調整したプリセットから選択できる。

左から、超広角、メイン、望遠カメラの順

 撮影品質だけでなく、ユーザーインターフェイス(UI)にもこだわりを見せる。ホーム画面のカメラアイコンを長押しするとビデオ撮影などをシームレスに選択できたり、ロック画面にショートカットを配置してすぐに撮影できたりする。

Nothing OSやEssential Space

 Nothingを象徴するUIは、同機にも搭載されている。搭載されているNothing OSのUIは、直感的に使えるだけでなく機能的に便利なようにデザインされている。

 また、同社独自機能「Essential Space」を搭載。本体右側面に設置された物理キー「Essential Key」を押下すると、スクリーンショットや音声メモなどが残せる機能で、AIが内容を解析し、概要などまとめてくれる。


実機写真

オレンジ

ホワイト