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Apple、欧米で「iPad」のセルフサービス修理

 米アップル(Apple)は、ユーザーが自分自身で修理を行うセルフサービス修理の対象機種にiPadを追加した。米国・欧州向けとなる。

 対象となるiPadは、「iPad Air(M2)」、「iPad Pro(M4)」、「iPad mini(A17 Pro)」、「iPad(A16)」およびそれ以降のモデルで、これらの機種では修理用のマニュアルに加えて交換用のディスプレイ、バッテリー、カメラ、充電端子などがApple純正品として提供される。

 2022年に開始されたセルフサービス修理では、Apple StoreやAppleの正規サービスプロバイダが使用するものと同じマニュアル、Appleの純正部品、ツールによって自分自身で修理できる。同サービスは、「iPhone 16e」、「MacBook Air」、「Mac Studio」を含む65種類のApple製品に対応する。

 2025年夏には提供対象国にカナダが加わり、世界で34の国でセルフサービス修理が提供される。ただし、日本向けには提供されていない。

 今回の発表には、Appleの純正部品販売店プログラムに関する詳細も含まれている。同プログラムは、Appleと直接取引関係がない事業者のアクセスを拡大し、修理市場のニーズを満たすと共に、ユーザーにより多くの選択肢をもたらすもの。

 独立系の修理事業者として、米国のMobileSentrixや、ヨーロッパではMobileSentrixやMobileparts.shopなどのサードパーティ販売店を通じて、Apple純正の修理パーツなどを注文できるようになる。

 純正部品の販売店では、ディスプレイ、バッテリー、充電ポートなどのパーツが取り扱いされており、iPad用のパーツも明日より取り扱いがスタートする。