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音声通話SIMは「楽天モバイル」、データSIMは「OCN」が最多~格安SIM利用動向

 MMD研究所は、2016年3月版の「格安SIMサービスの利用動向調査」の結果を発表した。調査は15歳~69歳までの男女を対象に、インターネットを用いたアンケート方式で実施された。有効回答は3万5061人。

 「格安SIMサービス」を利用しているかをきいた質問では、11.5%が利用していると回答した。利用していると回答した4018人にメインで利用しているサービスをきいた質問では、「OCN モバイル ONE」が16.4%で1位、「楽天モバイル」が15.9%で2位となった。以下、「IIJmio」(11.3%)、「BIGLOBE SIM」(7.8%)、「mineo」(6.8%)と続いた。

 メインの格安SIMで契約しているプランは、「音声通話プラン」が46.7%、「データ通信プラン」が53.3%となった。利用しているサービスを音声/データ別でみると、音声通話プランの契約者は「楽天モバイル」が21.9%と、2位の「OCN モバイル ONE」(11.3%)、3位の「IIJmio」(10.2%)を大きく引き離した。一方、データ通信プランでは、「OCN モバイル ONE」が20.9%と、2位の「IIJmio」(12.2%)、3位の「楽天モバイル」(10.6%)と差をつける形となった。

 格安SIMで利用しているデバイスは、Androidスマートフォンが52.7%と最も多く、2位のiPhone(23.2%)とあわせて、75.9%がスマートフォンで利用していると答えた。3位はタブレット端末(13.4%)、4位はモバイルルーター(9.4%)と続いた。デバイス別で利用サービスを分析すると、スマートフォンではAndroid/iPhoneとも「楽天モバイル」が1位、タブレットとモバイルルーターでは「OCN モバイル ONE」が1位となった。

石井 徹