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「格安SIM」に関するアンケート、「メイン利用」は8.5%、シェアは楽天モバイルがトップに

 MMDLaboは、2017年9月版「格安SIMサービスの利用動向調査」の結果を発表した。調査は15歳~69歳の男女を対象に、インターネットを用いたアンケート方式で実施された。調査期間は9月1日~9月7日で、有効回答数は4万2784件。

MVNOの「メイン利用」は8.5%に増加

 今回の調査では、「メインで利用している通信サービス」を尋ねる質問で、docomoが32.3%、auが28.9%、SoftBankが23.2%、Y!mobileが3.9%、MVNOが8.5%となった。MVNOをメインで利用しているユーザーは、昨年10月に5.8%、本年3月の7.4%から継続的に増加している。

「メインで利用している通信サービス」
「格安SIMのメイン利用」の推移

「格安SIM」の認知率は89.1%、現在利用は14.3%

 「格安SIM」の認知から利用状況に関する調査では、「格安SIMという言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」が29.9%で最多となり、以下「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない」23.4%、「現在も利用している」が14.3%と続く。

問「あなたは格安SIMを知っていますか?」

 「格安SIM」の認知に関する内容を、「認知」「サービス名認知」「内容理解」「利用検討」「利用経験」「現在利用」の6段階に分類すると、「認知」が89.1%、「サービス名認知」が59.2%、「内容理解」が47.5%、「利用検討」が24.1%、「利用経験」が15.9%、「現在利用」が14.3%となった。

格安SIMサービスの認知~利用状況「ファネル分析」

音声+データは楽天モバイル、データ専用はOCN モバイル ONEがトップに

 「メインで利用している格安SIMサービス」では、「楽天モバイル」が20.5%で最多に、次いで「mineo」が12.2%、「OCN モバイル ONE」が10.0%、「IIJmio」8.4%、「UQ mobile」が6.6%となった。

「メインで利用している格安SIMサービス」

 「格安SIM」サービスの契約プランについては、音声+データ通信対応プランが62.3%、データ専用プランが37.7%となり、音声通話対応プランが過半数を超えている。

「格安SIMサービスの契約プラン」

 「メインで利用している格安SIMサービス」を契約プラン別に集計すると、音声+データ通信対応プランでは、「楽天モバイル」が25.6%でトップに、次いで「mineo」13.6%、「UQ mobile」が8.2%と続いた。

 また、データ専用プランでは「OCN モバイル ONE」が14.2%でトップに、次いで「楽天モバイル」12.0%、「mineo」が9.7%となった。

契約プラン別の「格安SIM」シェア

「格安SIM」の利用デバイスはAndroidスマートフォンが56.4%、iPhoneが29.7%

 「格安SIM」サービスを利用するデバイスについては、Androidスマートフォンが56.4%でトップ、次いで「iPhone」シリーズが29.7%、モバイルWi-Fiルーターが5.5%となった。

「格安SIM」サービスの利用デバイス