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スマホのデータ通信量、4キャリアと格安SIMユーザーで節約意識に差

4キャリアではプランも利用量も分からないユーザーが最多

 MMDlaboは、MMD研究所のアンケート調査として、「モバイルインターネット通信に関する利用意識調査」を実施し、結果を明らかにした。

 調査は4月15日~22日にかけてインターネット上で実施された。対象はスマートフォンを利用する10代以上の男女で、有効回答数は1097人。内訳は4キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク、Y!mobile)のユーザーが551人、格安SIMのユーザーは546人。

 データ通信量について、契約しているプランを聞くと、4キャリアでは5GBが17.8%で最も多く、格安SIMでは3GBが31.9%で最も多い結果になった。ただし、4キャリアのユーザーは5GBよりも「分からない」と回答したユーザーが20.1%で最も割合が高かったほか、7GBが16.7%になるなど、容量の多いプランで異なる傾向が出ている。

契約している通信プラン

 実際に利用している月間のデータ通信量を聞くと、格安SIMのユーザーは1GB未満が19.2%を占め、最も多かった。次いで、3GB(16.3%)、2GB(13.9%)と続く。一方、4キャリアのユーザーは「分からない」が18.7%で最多。分かっている中では2GBが15.1%で最も多く、次いで3GBが12.9%、1GB未満と5GBが11.6%で続いている。

実際に利用している通信量

 節約意識については、「かなり意識している」「やや意識している」の合計が、4キャリアでは53.3%だったのに対し、格安SIMでは65.2%と、大きな差が出ている。

 調査ではこのほか、節約方法についても聞き、Wi-Fiによる接続が4キャリア、格安SIMの両方のユーザーで最も多い結果になっている。

太田 亮三