ニュース

アップル、「Swift Student Challenge」の受賞者に濱本太輝氏を選出

 米アップル(Apple)は、学生のためのアプリ開発プログラム「Swift Student Challenge」の優秀受賞者に熊本県立大学卒の濱本太輝氏が選ばれた。

 「Swift Student Challenge」は、社会問題の解決に貢献するアプリ開発を世界各地の学生が行うプログラム。同社は「Swift Coding Clubスターターキット」や「Develop in Swiftチュートリアル」などのリソースの提供を通して、学生たちを支援する。

 今回、そのプログラムに日本人の濱本太輝氏が選ばれた。

 22歳の濱本氏は、何百年も前から続く日本のカードゲーム「花札」を守りたいと考えている。花札に興味を持つきっかけとなったのが、地元のゲームショップでの出会いだったとのこと。しかし、対戦をする際に友人を誘うのは簡単ではなかったと語る。

 濱本氏は、「花札は日本文化の定番なのに、自分の世代でその遊び方を知っている人はとても少ないことがわかりました。スマートフォンで簡単に遊べるようにする方法があれば、日本だけでなく世界にも花札を広められるかもしれない」と考えた。

 そこで濱本氏が開発したのが、入賞アプリプレイグラウンドである「Hanafuda Tactics」。このゲームは、初心者がこのゲームのルールやカードそのものに親しむことができるとしている。

 最後に濱本氏は、「花札は日本の風景と文化を体験できるという点でユニークです。私のアプリのユーザーに花札に夢中になってほしいし、このゲームを次世代に残したいです」と述べた。