ニュース

「iPhone 16」発表、カメラデザインが変更 新チップ「A18」「カメラコントロール」搭載

 アップルは10日、新型の「iPhone 16」を発表した。価格は12万4800円~(128GB)。

 従来モデルにと比較してディスプレイの強度が向上した。従来モデルとの比較では50%、他社製のスマートフォンとの比較では2倍の強度を誇るとしている。輝度は最大2000ニト。暗所では1ニトまで低下させる省電力機能を搭載する。

 アウトカメラはこれまでの斜めに配置されたデザインから、縦に並ぶ2眼レンズに変更された。メインカメラは4800万画素。1200万画素にセンサーを切り出し2倍相当のズーム機能を備える。4K 60fpsのドルビービジョンHDRでの動画撮影にも対応する。ほかに1200万画素の超広角カメラを搭載しており、最大2.6倍の光を取り込めるほか、マクロ撮影にも対応した。空間ビデオや空間写真の撮影もできる。

 本体側面に「カメラコントロール」ボタンを搭載。指をスライドさせることでカメラのズームや被写界深度などを調整できるほか、半押しでカメラインターフェイスを消してフレーミングに集中できるとする。カメラコントロールはSnapchatなどでも利用できる。

 チップセットは「A18」を搭載。大規模な生成モデルを実行できるよう最適化されており、機械学習は従来モデルと比較して最大2倍、システムメモリーは帯域幅を17%向上するなど、独自AI「Apple Intelligence」の利用を見据えた設計という。iPhone 15との比較では処理速度が3割ほど向上している。省電力性能を向上させたほか、バッテリーサイズも拡大したという。文書構成やテキストから絵文字を作成する機能のほか、飛行機の予約時にパスポート番号を調べられたり、iPhoneの使い方の説明したりと強化されたSiriなどを利用できる。日本語へは2025年に対応する見込み。

 音量ボタン上に配置される「アクションボタン」は、時間帯によって割り当てる機能を変化させることができ昼間はカレンダー、夜はフラッシュライトといった使い方ができるという。フォード車のデジタルキーにも対応する。カラーバリエーションは、ウルトラマリン、ティール、ピンク、ブラック、ホワイト。