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折りたたみスマホ「motorola razr 50」、27日発売 アウトディスプレイが大型化

 モトローラ・モビリティ・ジャパンは、折りたたみ型のAndroidスマートフォン「motorola razr 50」を9月27日に発売する。

ヒンジが小型化、アウトディスプレイは3.6インチに

 razr 50は、モトローラ製の折りたたみ型スマートフォン。2023年に発売された「motorola razr 40」の後継モデル。

 アウトディスプレイが大型化したことが特徴。従来の1.5インチから約3.6インチに拡大したことで、端末を開かずに多くのアプリを操作できるようになった。音楽プレイヤーの選曲や地図アプリの確認のほか、文字入力も可能なため目的地検索、メッセージアプリの返信などもできる。

 フリップタイプのデザインを活かして「スタンド」「テント」「ラップトップ」と3つの使い方ができ、アウトディスプレイで映像を確認しながらの自撮りができる。また、90度に本体を折りたたむと、家庭用ビデオカメラのような感覚で動画を撮影できる。ヒンジは第4世代型で前モデルよりも小型化されている。

 今モデルからはSIMフリー版も3色のカラーバリエーション展開が用意される。それぞれのカラーに合わせたケースがパッケージに付属する。

常に被写体を捉えるAI機能など搭載

 カメラは「Adaptive Stabilization」機能を搭載。手ブレしていても被写体をフレーム内におさめる。本体の加速度センサーやジャイロセンサーからの情報をもとに、被写体の動きがどう撮影されるかを予測して、センサーの画像を切り出すことで安定した撮影ができるという。

超広角カメラでは本体が傾いても画角は常に水平にする機能を利用できる。AIを活用した。タイマーに合わせて4つのポーズを撮影、ひとつの写真にできる「フォトブース」機能を用意している。

 後日のソフトウェアップデートで「Magic Canvas」に対応する。ユーザーが入力したワードから壁紙を生成する機能。画像は「ホットドッグ」「パリでアイススケート」と入力した結果の例。画像から壁紙を生成する「Style Sync」も搭載する。

 このほか、画像から絵文字を生成する「フォト文字」に対応。パソコンやタブレットから本体を操作できる「Smart Connect」や一部アプリの通知を制限する「Moto Unplugged」、独自のセキュリティ機能「Moto Secure」を利用できる。

主な仕様

 搭載するOSは、Android 14。チップセットはメディアテック製の「Dimensity 7300X」。12GBのメモリーと512GBのストレージを備える。外部ストレージは非対応。ディスプレイサイズは約6.9インチ(FHD+)。アウトディスプレイは約3.6インチ。

 アウトカメラは約5000万画素のメインカメラと約1300万画素の超広角+マクロカメラを搭載する。インカメラは約3200万画素のシングルカメラ。

 SIMカードはnanoSIMとeSIMのDSDV仕様。4GバンドはB1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28/B38/B39/B40/B41/B42/B66。5Gはn1/n3/n5/n28/n41/n66/n77/n79に対応する。Wi-Fi 6EとBluetooth 5.4をサポートする。

 バッテリーサイズは4200mAh。最大30Wの有線充電と15Wまでのワイヤレス充電(Qi)に対応する。本体の大きさは約171.30×73.99×7.25mmで重さは約188g。折りたたみ時の大きさは約88.03×73.99×7.25mm。

 カラーバリエーションはコアラグレイ、サンドクリーム、スプリッツオレンジの3色展開。指紋認証と顔認証に対応しており、おサイフケータイを利用できる。