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ドコモから「motorola razr 50d」19日発売、大理石調のデザイン・d払いをかんたん起動

 NTTドコモは、モトローラ製のAndroidスマートフォン「motorola razr 50d M-51E」を12月19日に発売する。予約受け付けはすでに始まっている。価格は11万4950円。dポイントが5000ポイント付与されるキャンペーンも実施される。

 razr 50dは、モトローラ製の折りたたみ型Androidスマートフォン。9月に発売された「motorora razr 50」をベースとしてドコモ向けに仕上げられたモデルとなる。モトローラとしてSIMフリー版は発売しない。

d払い使いやすく、環境にも配慮

 ドコモのスマホ決済サービス「d払い」が使いやすいよう、電源ボタンを2回押すとd払いが起動するよう設定されている。ポケットから端末を取り出してからすぐにd払いを起動できるようになっている。折りたたんだ外側のアウトディスプレイにもd払いが最初から配置されている。

 ドコモが掲げる「2040年代CO2排出量ネットゼロ」という環境への取り組みと親和性が高いモデルで、razrのロゴ部分やアウトディスプレイ下のフロントカバーは綿や木材パルプに由来する天然製素材を用いている。ベースモデルのrazr 50と比較して4%、CO2排出量を削減しているという。

 本体だけではなく、パッケージにも竹やサトウキビを原料とした素材を使用しており、環境へ配慮した。パッケージ自体の厚さもおよそ17.2mmでモトローラ調べで世界最薄としている。

 IPX8の防水性能を備えており、本体は大理石調のデザインが施されている。表面のテクスチャーは製法上、1台1台で模様が異なる。ディスプレイは、同社独自の技術で折り目が目立ちにくい。ヒンジは閉じる瞬間に少し加速度がつきかつてのフィーチャーフォンや高級車のドアのような操作感を実現した。

 アウトカメラは、5000万画素のメインカメラと1300万画素のマクロカメラの2眼構成。「moto ai」の適応型手ぶれ補正や服装から壁紙を生成する「style sync」のほかジェスチャーで指定の機能が動く「moto/ジェスチャー」、テキストから画像を生成する「Magic Canvas」なども利用できる。

主な仕様

 搭載するOSは、Android 14。8GBのメモリーと256GBのストレージを備える。チップセットはメディアテック製の「Dimendity 7300X」。ディスプレイサイズはメインディスプレイが約6.9インチ(POLED、FHD+)。アウトディスプレイは約3.6インチ(POLED、1066×1056)。

 アウトカメラは約5000万画素のメインカメラと1300万画素マクロカメラのデュアル構成。インカメラは約3200万画素のシングルカメラとなる。

 Wi-Fi 6に対応しており、Bluetoothバージョンは5.4をサポートする。FeliCaを備え、顔認証と指紋認証の生体認証機能を備える。バッテリーの容量は4000mAh。本体の大きさは約171×74×7.3mm。折りたたみ時は88×74×15.9mmで重さは約187g。カラーバリエーションはホワイトマーブルの1色展開となる。