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「iOS 17.6」が登場、iPhoneで「衛星経由の緊急SOS」利用可能に

 アップルは、iPhone向けの最新ソフトウェア「iOS 17.6」の提供を開始した。バグの修正やセキュリティアップデートのほか、iPhone 14以降では衛星経由の緊急SOSが利用できるようになる。

 衛星経由の緊急SOSは、iPhone 14シリーズとiPhone 15シリーズで利用できる。アクティベーションから2年間は無料。

対応機種

iPhone 14、iPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Max、iPhone 15、iPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max

 圏外でも、「探す」アプリで友人や家族に現在地を共有できる。衛星通信経由で、メディカルIDなどを送るようになっており、山岳部での遭難などでの利用が想定されている。

 送信すると、緊急対応スタッフがいる衛星中継センターと繋がり、公的な緊急通報サービスと連携する。

 iPhoneでは、グローバルスターという衛星通信を利用しており、開けた場所であれば、衛星とiPhoneが直接繋がって、テキストメッセージを送れる。メッセージデータの大きさも1/3にするテキスト圧縮アルゴリズムも用いられ、視界が開けた場所では15秒でメッセージを送受信できるという。