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KDDI、関東のSub6エリアを2.8倍に拡大

 KDDIは、5GのSub6(3.7GHz帯/4.0GHz帯)エリアについて、Sub6エリアが関東地方で2.8倍、全国では1.5倍に拡大したことを発表した(5月末時点、1月末との比較)。

 Sub6エリアでは、従来の5G通信と比較して通信速度が約3倍に向上するとアピールされている。300Mbps超の高速通信により、高画質の動画も快適に再生できるという。

 KDDIは、Sub6の基地局3.9万局を展開している。これまで、衛星通信事業者の地球局と人工衛星局間で利用されている3.6~4.2GHz帯と、Sub6基地局の周波数帯域間の干渉を防ぐため、Sub6基地局の出力を制限していた。また、アンテナの角度も適正値より下げていた。

 2023年度末に衛星通信事業者が地球局を移転し、衛星干渉条件が緩和された。これによって基地局の出力向上などが実現し、Sub6エリアの拡大につながった。