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楽天モバイル出資の「AST SpaceMobile」が、AT&Tと正式契約――携帯電話から直接衛星と通信するサービスを米国本土へ

 米AT&TとAST SpaceMobileは、低軌道衛星を基地局とした携帯電話サービスの提供に関する最終的な商業契約を締結したことを発表した。

 AST SpaceMobile(AST)は、楽天モバイルが出資している非地上系ネットワーク(Non-Terrestrial Network、NTN)のサービス提供を目指す企業。日本国内では、楽天モバイルが2026年にサービス開始を発表している。

 ASTは、最初の商業衛星をフロリダ州カナベラル岬に届ける予定としており、今回の商業契約では米国本土でのサービス提供に向けたものとみられる。

 ASTに関しては、1月に、AT&Tとグーグル、ボーダフォンが出資を表明していた。また、ボーダフォンとAT&TがASTにネットワーク機器を発注、グーグルとASTが、Androidおよび関連機器でのSpaceMobileネットワーク接続のための製品開発、テスト、導入計画において協力することに同意していた。