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「楽天ペイ」と「楽天ポイントカード」のアプリ統合へ、12月ごろ
2024年4月18日 14:41
楽天ペイとポイントアプリが統合
楽天ペイのアプリを、楽天グループの金融サービスの入口として強化するとしており、今回発表されたポイントアプリ統合との統合はその第1弾という。同社では次の段階として「楽天Edy」アプリとの統合も計画しており、将来的には「楽天カードアプリ」の主要機能やそのほかグループ内の金融サービスのアプリが持つ機能も取り込んでいくとしている。
また、今夏にもポイント付与対象をチャージ払い時に統一。チャージ払い時に最大1.5%還元される仕組みに変更される。
あわせて4月18日からは、キャンペーン「楽天ペイアプリのポイントカードならポイント最大10倍!」が実施される。事前にエントリーした上で、楽天ペイアプリ内の「楽天ポイントカード」のバーコードを提示してショッピングすると、初めての場合は全員、既存ユーザーは抽選で1万人に通常の10倍の楽天ポイントがプレゼントされる。
2軸で利便性追求
楽天グループは、クレジットカードや証券・銀行のほか損害保険などのサービスを有する。楽天ペイのアプリをこうしたサービスの入口と位置づけ、各機能の統合を加速させる。楽天ポイントカードと楽天Edyの取り込みで、決済関連のサービスを統合する。
以降、楽天カードアプリの利用明細、分割払い、キャッシングといった機能を搭載するなど、楽天カードとも連携を図る。将来的には、AIの活用で新しい顧客体験を目指すともしている。
楽天ペイアプリは、直近でも「楽天ラクマ」の売上金を自動チャージするなどの新機能をリリースしている。楽天ペイメント 執行役員CMOの諸伏勇人氏は「入口を増やすだけではなくスムーズな入口を意識している」と楽天ペイのアプリの戦略を示す。機能の追加による「誰でも便利な楽天ペイ」と初めてのチャージ払いなら最大20%還元など、キャンペーンの展開などで「誰でもおトクな楽天ペイ」と2軸での成長を目指す。