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経産省、ラピダスへ5900億円の追加出資――先端半導体開発を支援

 齋藤健経済産業大臣は、2日の記者会見で次世代半導体の国内量産を目指すRapidus(ラピダス)に対して5900億円の追加出資を行うことを発表した。

齋藤健 経産相

 追加の支援額は最大5900億円。原料からウェハーを作り出すなどの「前工程」への支援で5365億円、ウェハー切断やチップのフレームへの固定などの「後工程」で、新たに始める「先端後工程プロジェクト」に535億円を上限として出資する。後工程はグローバルで重要性が高まっているという。

 齋藤大臣は、AIや自動運転などで先端半導体の世界的な需要拡大が見込まれると出資への意義を説明。半導体産業基盤の喪失から先端半導体を活用する意識が薄れたことが日本の経済停滞・国際競争力低下を招いたとも語り「ラピダスの次世代半導体は、日本の産業の未来・経済成長を左右する最重要技術。経産省としても成功に向けて取り組みたい」とした。