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「Android 15」、開発者向けに最初のプレビュー版登場
2024年2月19日 16:09
グーグル(Google)は、Androidの次期バージョンとなる「Android 15」の開発者向けプレビューを発表した。
Android 15では、「優れたメディア体験の実現」「バッテリーへの影響の最小化」「スムーズなアプリパフォーマンスの最大化」「ユーザーのプライバシーとセキュリティの保護」といった特長が挙げられている。
プライバシーサンドボックス
Android 15では、Android ADサービスを拡張レベル10に引き上げ、プライバシーサンドボックスの最新バージョンをAndroidに組み込んでいる。
ユーザーのプライバシーが向上するとともに、モバイルアプリの効果的でパーソナライズされた広告体験につながるという。
Health Connect(ヘルスコネクト)
健康データのプラットフォーム「Health Connect(ヘルスコネクト)」において、フィットネスや栄養といった新たなデータタイプのサポートが追加される。
ファイルの整合性
Android 15の「FileIntegrityManager」には、Linuxカーネルの「fs-verity」機能を利用する新しいAPIが含まれる。
fs-verityによってファイルはカスタム暗号署名で保護され、改ざんや破損がないことを確認できる。セキュリティが強化され、マルウェアや不正なファイル変更から保護するしくみ。
部分的な画面共有
Android 15では、部分的な画面共有がサポートされる。
ユーザーはデバイスの画面全体ではなく、アプリのウィンドウだけを共有・録画できる。
アプリ内カメラコントロール
カメラをコントロールするための新しい拡張機能が追加される。
開発者は、カメラプレビューの輝度を上げるコントロールができるようになる。また、高度なフラッシュ強度の調整により、「SINGLE」「TORCH」モードの両方でフラッシュの強度を正確に制御できる。
バーチャルMIDI 2.0デバイス
バーチャルMIDIアプリにUMPサポートが拡張される。
作曲アプリは、USB MIDI 2.0デバイスと同じように、バーチャルMIDI 2.0デバイスとしてシンセサイザーアプリを制御できるようになる。