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開発者向けに「Android 16」最初のバージョン発表、正式リリースは来年第2四半期に

 グーグルは、開発者向けに「Android 16」のDeveloper Preview 1とする最初のバージョンを公開した。

 Android 16 Developer Preview 1は、Pixel 6シリーズ以降に提供される。Pixel FoldやPixel Tabletも対象に含まれる。

 まず発表された新機能として、ユーザーが写真を選ぶ際の写真ピッカー機能で、新たなAPIが用いられる。また、Health Connectでは健康記録をサポートするAPIの初期バージョンが含まれ、医療情報の規格であるFHIR形式でデータを読み書きできる。

スケジュールが前倒し

 Android搭載のスマートフォン・タブレット向けの最新バージョンは今年9月に登場した「Android 15」。例年秋に最新バージョンが登場してきたが、今回の「Android 16」は2025年第2四半期にリリースされる予定。

 2024年11月~12月は開発者向けのDeveloper Preview、2025年に入ってベータ版となり、リリース目前の3~5月になるとプラットフォーム安定版が公開され、その後、正式版になるという。

 さらに2025年第4四半期には、マイナーバージョンアップも予定されている。こちらは機能の最適化や更新、不具合修正などが含まれ、アプリに影響を与えるような動作の変更はないという。

「頻繁にAPIをリリース」へ

 スケジュールの前倒しは、より多くのデバイスにAndroidの最新バージョンを提供できるようにするため。デバイスのリリーススケジュールにあわせて1四半期早められた。

 さらに、Androidがより頻繁にAPIをリリースする取り組みの第一歩とも位置づけられている。