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「Google 検索」でキャッシュ機能終了

 グーグル(Google)は、「Google 検索」におけるキャッシュ機能の提供を終了した。Google 検索の公式X(旧Twitter)アカウント(@searchliaison)が明らかにしたもの。

 Google 検索で提供されていたキャッシュ機能では、ユーザーは「キャッシュ」という項目から、グーグルが保存したバージョンのWebページをチェックすることができていた。

 今回、「検索結果におけるキャッシュ機能はなくなったのか」というユーザーからの問い合わせに対し、Google 検索の公式Xアカウントでは「削除された」と回答した。

 Google 検索の公式Xアカウントが「最も古い機能のひとつ」と表現するキャッシュ機能は、かつてWebページのロードが不安定だった時代に、ページへのアクセスを助けるためのものとして提供されていたという。状況が改善され、提供の終了に至ったとしている。

 検索演算子「cache:」の将来的な廃止も案内されているが、ページのキャッシュを防ぐタグ「noarchive」については維持される方針。Google Search Consoleのユーザー向けには、「URL検査ツール」が紹介されている。

 過去のWebページを閲覧できるサービス「The Wayback Machine」との連携も構想として検討されており、運営元のInternet Archiveとグーグルが議論を進める可能性も示唆されている。