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グーグル、検索結果から低品質サイトを削減へ

 Google(グーグル)は3月以降、検索結果の品質や有用性を向上させる取り組みを行う。

 検索結果ランキングのアルゴリズムがアップデートされるほか、スパム対策ポリシーが改善される。

検索結果ランキングのアルゴリズム

 Web上で有益な情報を確実に表示するため、コアランキングシステムのアルゴリズムが強化される。

 グーグルは2022年から検索結果の質を向上させる取り組みを行っており、そこで得られた知見を今回のアップデートに反映している。

 ほかのサイトのレビューをまとめただけのサイトなど、情報を提供することよりも検索結果の上位に表示されることを狙って作られたコンテンツをより正確に判別できるようになったという。

 それにより、低品質で独自性の低いコンテンツが、検索結果から合計40%削減される見込み。

スパム対策ポリシー

 低品質なコンテンツに対してより的を絞った対応を行うため、スパム対策ポリシーが更新される。

大規模なコンテンツの悪用

 グーグルは、検索ランキングを操作する目的で、低品質または独自性の低いコンテンツを大規模に自動生成することを禁止してきた。

 しかし、大規模コンテンツの作成がより洗練されるのにともない、自動生成が行われているかどうかを判別するのが困難になった。

 そのため今回の更新で、自動化されているかどうかにかかわらず、検索ランキングを上げるための大規模コンテンツ生成という行為自体に焦点を合わせるとしている。

サイトの評判の悪用

 高い評判を持つWebサイトにコンテンツのレビューなどを投稿し、そのコンテンツが検索上位に表示されることを狙うケースがある。

 今後、ランキングの操作を目的としてWebサイト所有者の監督なしに作成された質の低いコンテンツはスパムとみなされる。

 Webサイト所有者が必要な変更を加える時間を考慮し、この変更は5月5日に施行される。

期限切れのドメインの悪用

 検索ランキングを上げることを主な目的として、期限切れのドメインが購入され、低品質または非オリジナルのコンテンツを掲載するために再利用されることがある。今後はこのような行為もスパムとみなされる。