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総務省で「衛星とスマホの直接通信」、国内導入に向けた検討はじまる

 総務省で、衛星通信システムと携帯電話が直接通信する仕組みについて、国内での導入に向けた検討が始まった。7月ごろに一部の答申を得る。

 情報通信審議会の情報通信技術分科会で検討される。多数の通信衛星を用いる“衛星コンステレーション”という仕組みで、携帯電話とは2GHz帯でつながることについて、技術面での条件を詰めることになる。

 2GHz帯は、国際的に携帯電話用として使われている周波数。バンド1と呼ばれる周波数帯(地球→宇宙は1920-1980MHz、宇宙→地球は2110-2170MHz)を対象にする。今回は、同じ周波数や隣接する周波数を使う無線システムと共用する際の技術的条件も検討される。

 衛星とスマホの直接通信については、楽天モバイルやKDDIが導入する方針を示している。