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KDDI、フィリピン初の地下鉄開発に参画――通信・料金徴収システムを構築

 KDDIの子会社であるKDDIフィリピンは、フィリピン初の地下鉄開発事業へ参画する。仏タレスと契約し、地下鉄構内の通信インフラと料金徴収システムを手がける。

 KDDIフィリピンは、交通システムを提供するタレスと契約。配管部材納入や設置、ケーブルの配線、機材設置などの通信インフラ構築のほか、改札機・券売機の設置作業、通信・サーバーなど機材の納入・設置といった料金徴収システムを構築する。

 同国初の地下鉄は、マニラ首都圏の北部バレンズエラ市と南部のパラニャーケ市を結ぶ構想で、日本政府のODAによる有償資金協力として行われる。2029年度の完成を目指しており、KDDIフィリピンは、イーストバレンズエラ駅~ニノイ・アキノ国際空港ターミナル3駅までの15駅、車両基地、管制センターの全長およそ30kmの区間の開発に参画する。