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グーグルと大阪大学、AIで皮膚疾患を検出する機械学習モデルの有効性を検証する共同研究実施へ

 グーグル(Google)と大阪大学は、AIを活用した皮膚状態検出モデルの有効性検証のための共同研究を行う。

「Google Japan Blog」より

 グーグルは、写真をもとに皮膚の状態を知ることができる機械学習モデルを開発し、2020年に発表した。このモデルを活用し、Google Lens(レンズ)で皮膚の状態を検索することができる機能も提供している。

 本研究では、この機械学習モデルの有効性を日本で検証する。大阪大学病院で撮影された約1万人の皮膚写真を完全に匿名化し、研究者が分析することになっている。

 大阪大学大学院医学系研究科皮膚科学の藤本学教授は、「グーグルのAI技術で、より多くの人が皮膚疾患に関する正しい知識を入手できるようになる。未来の医療では、医療者とAIの連携が不可欠である」と述べている。