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アプリ開発競技会「SPAJAM2023」本選開催、最優秀賞が決定

 モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)主催のアプリクリエイター競技会「SPAJAM2023」の本選が、11日から13日にかけて、LIME RESORT HAKONEで開催された。

 本選では「推し」というテーマが設定され、各チームが24時間でアプリ開発を行った。

 最優秀賞に輝いたのは、「推忍」というアプリを開発したチーム「from 北海道」。

「推忍」は、アイドルなどの推しにイベントで会うまでの期間、正拳突きでモチベーションを高めあうというもの。ジャイロセンサーを活用し、腰を落とし正拳突きする動作をカウントすることで、その日に正拳突きを行ったユーザーのランキングを作成する。テーマに対する完成度の高さと、自分を高めるというポジティブな方向性が評価された。

 優秀賞は、「OSHITE!」を開発したチーム「しじみ神」と、「OSHITell」を開発したチーム「LIME」が受賞した。

 「OSHITE!」は、会社内に推しを作るアプリ。写真・プロフィール・声を登録すると、キャッチコピーと自分のオリジナルソングが自動生成される。業務の効率化・活性化につながるユニークさが評価された。

 「LIME」では、推しの音声を音声変換で生成し、会話をGPTで生成することで、推しとの通話を疑似体験できる。音声変換とGPTをうまく用い、推しとの通話体験を可能にしたワクワク感が評価された。

 審査員特別賞には「ZMAP」を開発した「Unit Live.」が選出された。「ZMAP」は、NFCカードを使い、ライブで推しの合図に合わせてスマホにタッチすることでサウンドを鳴らしたり、ライブ終了後に読み込むことでセットリスト情報などを表示したりするソフト。リアル体験とデジタルを交差させる秀逸さが評価された。