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アップル、独自チップ“Apple Silicon” 最新型「M3」「M3 Pro」「M3 Max」発表

 アップルは、同社のチップセットの最新型「Apple Silicon M3」シリーズを発表した。「M3 」「M3 Pro」「M3 Max」の3種展開となる。

 M3シリーズは3nmプロセスで製造される同社の最新型チップセット。高性能コアはM1と比較して最大で30%高速化し、高効率コアについては最大で50%高速化を果たしたという。GPUアーキテクチャーが進化し、ローカルメモリーがハードウェア内でリアルタイムに動的な割当ができるようになったとしており、それぞれのタスクに必要な量のメモリーだけが使われることで、GPUの使用効率が向上しゲームやプロ用のソフトウェアなどのパフォーマンスが向上。ハードウェア支援によるメッシュシェーディングやレイトレーシングが利用できる。

 M3は8コアのCPUと次世代型の10コアのGPUを搭載しており、M1よりも最大65%高速化した。「M1 Pro」はより高い性能を求めるユーザー向けでCPUとGPUはそれぞれ12コアと18コア。M1 Proよりも最大40%高性能化した。「M3 Max」は最も高負荷なプロ向けとしており、M1 Max比で最大80%高速化された。16コアのCPUと40コアのGPUを搭載し、最大で128GBのユニファイドメモリーに対応する。AI開発者は数十億のパラメーターでTransfromerモデルを扱えるとしている。