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JTOWERとドコモ、既存通信鉄塔最大1552基をインフラシェアリングへ活用

 JTOWERとNTTドコモは、既存鉄塔のインフラシェアリング推進を目的とし、ドコモが保有する通信鉄塔最大1552基を最大170億円でJTOWERに譲渡し、ドコモがJTOWERから鉄塔を借り受ける取引に関する新たな基本契約の締結を決定した。

 JTOWERとドコモは、2022年3月にもドコモの保有する通信鉄塔最大6002基をJTOWERへ譲渡する基本契約を締結し、譲渡を進めている。2023年6月末時点で約2400基の譲渡が完了している。今回の契約は、これまでの取り組みに加えて新たに譲渡するもの。計7554基の譲渡になる。

 JTOWERとドコモは、インフラシェアリングによって利用事業者の設備投資、運用コストの効率化を実現をはかる。譲渡する鉄塔に最大1552基が加わることで面的なエリア構築が可能になるとのことで、幅広い用途への活用が期待されている。その上で5Gネットワークの早期整備を促進するとともに、既存インフラを活用することで環境負荷を軽減し、持続可能な社会の実現に貢献していくという。