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10代・20代の6割は歩きスマホをしてしまう――ドコモの調査レポート

 NTTドコモ モバイル社会研究所は、「歩きスマホ」の実態についての調査結果を公表した。調査は2023年1月にWebで行われた。調査対象は、スマホを利用する全国の15~79歳の男女。有効回答数は6559件だった。

全体の4割超が歩きスマホをしている

 歩きスマホを行っているかどうかという質問に対して、全体の4割超が「している」と回答した。男女ともに若年層ほど歩きスマホをする割合が高く、10代~20代は6割超。70代以上は3割以下との結果になった。

大都市と歩きスマホ

 都市規模別の調査では、大都市圏での歩きスマホの割合が高い傾向がみられた。どの年代についても、「特別区・政令指定都市」で歩きスマホをする人の割合は、それより小さい規模の都市での割合よりも高かった。その中でも、「特別区・政令指定都市」に住む10代~30代が歩きながらスマホを見てしまう割合は特に高く、約7割だった。

普段の移動手段と歩きスマホ

 平日、利用する移動手段によって歩きスマホの割合が変わるのかどうかという調査も行われた。主な移動手段として鉄道・電車を利用する人の歩きスマホ実施率がもっとも高く、半数以上との結果だった。一方で、自家用車や徒歩が主な移動手段だという人が歩きスマホを行う割合は4割以下にとどまった。

「スマホが常に身の回りにないと困る」かどうか

 スマホおよびタブレットの利用者に向けて、「スマホが常に身の回りにないと困る」と思うかどうかを質問し、歩きスマホをする割合との関係を調査した。結果、「困る」と回答した人が歩きながらスマホを見てしまう割合は、「困らない」と回答した人のそれよりも20ポイント高かった。どの世代においても、「思う」と回答した人の方が「思わない」と回答した人よりも歩きスマホをしている傾向があった。