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ワイモバイル新料金「シンプル2 S/M/L」を発表、月のデータ量が4GB~30GBへ
2023年8月23日 13:53
最終更新 2023年8月23日 15:53
初出日時 2023年8月23日 13:53
ソフトバンクは、ワイモバイルブランドで新料金プラン「シンプル2 S/M/L」を10月以降に提供開始すると発表した。現在の「シンプル S/M/L」よりもデータ容量を増やした3つの料金となっている。
新しい料金プランでは、データ容量4GBのシンプル2 Sが月額2365円、20GBのMが4015円、30GBのLが5115円。このうち、シンプル2 MとLでは、月間のデータ使用量が1GB以下の場合、その月の月額料金からそれぞれ1100円、2200円割引される。
ここからPayPayカードで支払うことで-187円の割引や、光ファイバーとのセットでシンプル2 Sで-1100円、MとLで-1650円の割引または家族割引で2回線目以降を-1100円割引が適用できる。
たとえば、自宅の固定回線が対象の光ファイバー回線またはSoftBank Airで、PayPayカードで支払った場合、シンプル2 Sでは月額1078円、Mは2178円、Lは3278円で利用できる。
料金プラン改定について、ソフトバンク 専務執行役員の寺尾 洋幸氏は「1人あたりのトラフィックが増加してきており、現行のプランのデータ容量では、少し窮屈になってきたのではないか」と改定の理由を説明した。
データ容量を増量
今回のプランでは、先述の通り現行の「シンプル S/M/L」プランから、それぞれ月間のデータ容量が増加している。
Sプランを比較すると「3GB、2178円」→「4GB、2365円」に、Mプランでは「15GB、3278円」→「20GB、4015円」、Lプランでは「25GB、4158円」→「30GB、5115円」となっている。ギガあたりの単価は、Sは726円→591.25円、Mは218.53円→200.75円、Lは166.32円→170.5円となった。
なお、寺尾氏は、SoftBank AirユーザーかつPayPayカード支払いの場合、ギガ単価はSプランで18%、Mプランで22%、Lプランで8%減少させられると説明している。
プラン先取りプログラム
月の途中でプラン変更する場合、従来は翌月から変更後のプランが利用できていたが、今回の料金プランは、月途中の変更でも、その月から変更後のプランを利用できるようになる。
これまでは、月間のデータ容量超過後に高速データ通信をする場合、容量を細かく買い増すこととなっていたが、この場合データ単価が高額になっていた。シンプル2からは、当月からプラン変更ができるようになり、安価にデータ通信が利用できるようになる。
1GB以下で請求額から最大2200円割引
シンプル2 MとLでは、月間のデータ使用量が1GB以下の場合、当月の請求から最大で2200円割引される。
割引額は、シンプル2 Mで1100円、Lで2200円。割引後の月額料金は、シンプル2 MとLで2915円になる。
容量超過後の速度制限は2段階に
データ容量超過後の速度制限は、月間の利用データ通信量に応じて2段階で速度制限が設定される。
速度制限は、次のとおり。プランごとに設定される。
- シンプル2 S:4~6GBは300kbps、6GB超は128kbps
- シンプル2 M:20~30GBは1Mbps、30GB超は128kbps
- シンプル2 L:30~45GBは1Mbps、45GB超は128kbps
速度制限を2段階にする理由について寺尾氏は「ネットワークリソースの有効活用をすることで、コストの一部をこの仕組みで補おうとしている」とした。
新たな通話定額では、留守番電話や割り込み電話などを追加料金なしで
「シンプル2 S/M/L」加入者を対象に通話定額オプション「だれとでも定額+」(10分以内の国内通話無料、月額880円)と、「スーパーだれとでも定額+」(国内通話無料、1980円)を提供する。
また、これまでの通話定額オプションでは有料としてきた「留守番電話プラス」(月額330円)や「割込通話」(月額220円)、「グループ通話」(月額220円)、「一定額ストップサービス」(月額110円)が、「だれとでも定額+」または「スーパーだれとでも定額+」に加入していれば、追加料金なしで利用できる。
【追記 2023/08/23 15:53】
プランの詳細を追記しました。