NTT東西、4月の通信障害受けて通信機器各社と覚書締結

　NTT東日本とNTT西日本は、通信サービスの安定性を高めることを目的として通信機器メーカー5社と覚書を締結した。

　両社と覚書を締結したメーカーはシスコ、ジュニパーネットワークス、NEC、ノキア、富士通の5社。NTT東西の利用実態を考慮した共同検証や再起動の繰り返しを防止するフェイルセーフなどの実装高度化、装置の機能に関するより適切な情報提供、不具合発生時の迅速な対応に向けた情報連携など事前準備の強化といった内容が含まれる。

　NTT東西では4月に、装置の不具合を原因とした通信障害が発生、最大で44万回線超に影響を及ぼした。この不具合はメーカーも把握していなかったとされており今回の連携で、通信障害発生時のサービス復旧までの時間短縮や潜在的な装置の不具合を発見する取り組みを強化する狙い。