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ChatGPTになりすますAndroid向け偽アプリ見つかる

 パロアルトネットワークスは、OpenAIのサービス「ChatGPT」になりすますAndroidマルウェアアプリが発見されていると注意喚起している。ChatGPTの公式アプリは6月19日現在、iPhone向けのみに提供されており、Android版はまだ登場していない。

 現在確認されているマルウェアは二種類。一つ目は、「SuperGPT」アプリに偽装したトロイの木馬として機能するもの。二つ目は、「ChatGPT」アプリに偽装し、タイの電話番号に向けてSMSを送信することで不正に料金を請求するマルウェアとなっている。これらのアプリは既にGoogleに報告済みで、Playストアからブロックされる予定だという。

 Google Playサービスを搭載しているAndroid端末では、「Google Play プロテクト」によってこれらのアプリからは保護されている。パロアルトネットワークスは、こうした保護のない、非正規ストアからアプリを入手するリスクを認識するよう呼びかけている。

 また、パロアルトネットワークスは、「ChatGPT」によく似たドメイン名を使っていたり関連を匂わせる詐欺サイトなどの増加も確認しており、合わせて注意を促している。