てっぱんアプリ!
ついに出た公式AIチャットアプリ「ChatGPT」、日本語音声や画像から文字入力できる
2023年6月9日 00:01
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
何かと話題のAIチャットサービス。なかでもOpenAIの「ChatGPT」は高精度なだけでなく、応用の幅も広いことで人気だ。
これまでは直接利用するにはWebブラウザでアクセスしなければならなかったが、ついにiOSアプリでも登場、日本国内でも使えるようになった。どんな風に使えるのか紹介しよう。
月額料金がわずかに安価なiOS版AIチャット
「ChatGPT」はOpenAIが提供するAI関連サービスの1つ。ユーザーがテキスト入力した質問に対して、AIがテキストで回答するチャット形式のサービスとなっていて、これまでWebアプリとして展開していたものを、iOSアプリ化してリリースしたものとなる。
無料で利用できるサービスのほかに、有償の「ChatGPT Plus」が用意されているのはアプリでも同様。無料の場合はGPT-3.5という前世代の言語モデルを限定的に使用でき、有償登録すればGPT-3.5をほぼ無制限かつ高速なレスポンスで利用できるうえ、GPT-4という最新世代の言語モデルを用いたより高精度なAIチャットも可能になる。
すでにWeb上で有償登録(20ドル)している場合は、同一のアカウントでログインすればそのまま利用可。無料ユーザーは新たにアプリ内課金(19.99ドル)で有償登録することもできる。わずか0.01ドルではあるものの、アプリ内課金の方が今のところはわずかにおトクなようだ。
質問は音声と画像から入力でき、回答はコピー&ペーストで再利用可
Web版とiOSアプリ版の一番の違いは、文字入力がしやすくなっていること。
iOS標準の音声認識機能によってユーザーのしゃべった内容をテキスト変換し、質問文として入力できる。また、カメラ映像から文字を抽出して質問文に設定することもできる。あとは送信ボタンを押すだけでAIとやりとりできるわけだ。
ただし、2023年6月現在、音声入力時の優先言語は日本語に設定できるものの、アプリ内の表示自体は英語のみとなっている。
AIチャットの活用方法は、日常生活での困りごとの解決、業務の参考になりそうなヒント集め、AIを教師に見立てた外国語のトレーニング、オリジナルの物語の生成など、アイデア次第。質問や回答は、長押しすると表示されるメニューからクリップボードにコピーできるので、メールなどに貼り付けて他の人に送るのも簡単だ。
音声入力で気軽に使えるAIチャットを、自分の秘書のようにして活用してみてはいかがだろうか。