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ソニー「Xperia 10 V」を発表――センサーサイズ拡大やフロントデュアルスピーカーで高い体験価値を実現
2023年5月11日 13:04
ソニーは11日、Androidスマートフォン「Xperia」シリーズの最新機種「Xperia 10 V」(エクスペリア テン マークファイブ)をグローバルで発表した。日本では、一部キャリアから発売される。
シリーズでは、ベーシックモデルの位置づけとなるXperia 10 Vでは、「たっぷり使えて、どっぷりハマる。」をキャッチフレーズに、スピーカーとリアカメラ、電池持ちの改良が図られている。
フロントスピーカーはデュアル構成に
本体のスピーカーを、ディスプレイの上下に配置するデュアルスピーカーを採用した。前面に均等に配置することで、横持ち時にバランス良く音が広がる臨場感のあるステレオサウンドが楽しめる。
音圧は、先代モデル(Xperia 10 IV)比で20%向上しており、どちらのスピーカーも側面ではなく前面に配置することで、一方の音が偏らずにサウンドを楽しめる。
ディスプレイは、先代モデル比約1.5倍の輝度となった約6.1インチのOLED(有機EL)ディスプレイを採用しており、光が強い屋外でもより見やすく改善されている。
イメージセンサーを拡大したリアカメラ
本体背面のリアカメラは、配置順に上から16mm、26mm、54mmの3眼構成。メインのカメラとなる26mm広角カメラでは、センサーサイズを1/2.8"→1/2.0"に拡大することで、暗所での撮影性能を約60%向上させ、ノイズが少ない美しい写真を撮影できる。センサーサイズの拡大は、日中の撮影においてもより鮮明に記録できる。
また、光学式手ぶれ補正を搭載し、スタンダードモデルでもブレのないきれいな写真を撮影できる。動画撮影時は、光学式手ぶれ補正に加え電子式補正も併用し、ハイブリッドで手ぶれを補正する。
5000mAhの大容量バッテリー
Xperia 10 Vでは、5000mAhの大容量バッテリーを搭載している。連続動画撮影時間は最大約34時間で、省エネ性能も改善されている。バッテリーは、3年使っても劣化しにくい高性能バッテリーを搭載しており、大容量とともに長期間使用できるよう改良されている。
また、大容量バッテリーを搭載しているにもかかわらず、本体の重さは159g。5000mAh以上のバッテリーを備える同様のスマートフォンの中では“最軽量”をうたっており、長時間使っても疲れにくいよう改善が図られている。
デザインもよりカジュアルに
本体カラーは、ブラックとラベンダー、セージグリーン、ホワイトの4色をラインアップ。ソニーのノイズキャンセリングフルワイヤレスイヤホン「WF-C700N」と統一感のあるカラーを採用しており、スマートフォンとイヤホンでコーディネートできるようになっている。
本体背面は、さらりとした質感が感じられ、軽量な本体と軽さを感じられるライトなカラーラインアップ、指紋が目立ちにくいマットな質感があしらわれている。
主な仕様
本体の大きさは約155×68×8.3mm、重さは159g。チップセットは「Qualcomm Snapdragon 695 5G」を採用している。
ディスプレイは約6.1インチのOLED(有機EL)ディスプレイを採用しており、表面は「Corning Gorilla Glass Victus」のカバーガラスが採用されている。
メモリーとストレージの組み合わせは、6GB+128GB。カメラは、800万画素超広角カメラ(16mm)と記録画素数1200万画素広角カメラ(26mm、1/2.0")、800万画素望遠カメラ(54mm)。先述の通り広角カメラでは光学式手ぶれ補正(OIS)を搭載し、電子式とのハイブリッド手ぶれ補正機能を備えている。
オーディオは、フロントデュアルスピーカーに加え、ハイレゾ対応の3.5mmオーディオジャック、ハイレゾ対応のBluetoothオーディオをサポートしている。
機種名 | Xperia 10 V |
---|---|
サイズ | 約155×68×8.3mm |
重さ | 159g |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
メモリーとストレージ | 6GB+128GB |
ディスプレイ | 6.1インチOLEDディスプレイ |
リアカメラ | 800万画素超広角カメラ(16mm)+記録画素数1200万画素広角カメラ(26mm、1/2.0"、OIS)+800万画素望遠カメラ(54mm) |
フロントカメラ | 800万画素 |
バッテリー容量 | 5000mAh |
外部端子 | USB Type-C |
防水・防塵 | IP65、IP68 |
SIM | nanoSIM+eSIM |
また、ソニー純正カバーもラインアップされる