KDDIら5社、車両が接近すると通知で伝え事故を未然に防ぐ実証実験

　KDDIは、出前館、三井住友海上火災保険、MS&ADインターリスクと協同して、公道でスマホの位置情報を活用し、運転手に車両の存在を通知する実証実験を実施する。この実証実験はトヨタ自動車、日本交通と連携し取り組む。

　KDDIは、トヨタとともに、GNSS（全球測位衛星システム）で計測したスマホの位置情報をもとに、自動車・原付・自転車が同じ交差点に接近した際にそれぞれの運転手のスマホに通知を送る機能を開発した。

　たとえば、交差点の死角に隠れている自転車の存在などを、通知音やバイブレーション、警告画面を通じて、事前に把握することができる。

　この実証実験は東京都板橋区の公道で実施する。出前館、日本交通は業務中にこの機能を利用し効果を検証する。三井住友海上とMS&ADインターリスク総研は、被害削減効果のデータ提供や検証を行う。