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「若い人ほどハイエンドなスマホを好む」「スマホ歴長い中高年も高機能求める」――ドコモのモバイル社会研究所が調査レポート

 NTTドコモ モバイル社会研究所はスマホに対する意識調査の結果を公開した。調査は2022年2月に15~79歳のスマホ利用者を対象に実施された。

高機能なスマホを好むのは若年層・男性

 「値段が高くても高機能なスマホのほうがよい」と思うか調査したところ、「そう思う」「まあそう思う」と回答した高機能志向の人は全体の36%、男性では39%、女性では33%となった。また、15~39歳の若年層では、約半数が高機能志向だった。

 男性のほうが高機能志向な傾向があり、男女差が最も大きかったののは40~59歳で女性29%に対して男性37%と8%の開きがあった。

値段が高くても高機能なスマホのほうがよいと思う割合(n=6272)

中高年はスマホ歴が長いほうが高機能志向

 各年代でスマホ歴(初めてスマホを持ってからの期間)別に分けて、高機能志向の人の割合を調査したところ、15~39歳においてはスマホ歴による違いは見られなかったが、40~59歳、60~79歳では、スマホ歴が長いほど高機能志向だった。

 特に60~79歳はスマホ歴が5年以上と回答した人の高機能志向は34%と、3年未満(15%)、3~5年(17%)と回答した人の倍となっていた。

値段が高くても高機能なスマホのほうがよいと思う割合(年代・スマホ歴別、n=5761)

高機能志向のユーザーは日常的に使うアプリが多い。

 日常的に使うアプリの数別に高機能志向の人の割合を調査したところ、年代によらずアプリ利用数が多いほうが高機能志向の人の割合が高かった。

値段が高くても高機能なスマホのほうがよいと思う割合(n=6272)

 アプリ別に見ると、「LINEなどのメッセージ」、「情報検索」、「電子メール」では差が見られない一方、「電子書籍」「ゲーム」「SNS」「健康関連サービス」では1.5倍から1.7倍の差が見られ高機能志向の人の方がそうでない人に比べ利用率が高かった。

各種サービスの利用率の比較(n=6272)