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ドコモとSKテレコム、6Gやメタバースなどで連携

 NTTドコモは、5G evolutionや6G、メタバースなどの分野で韓国のSKテレコムと協力関係を構築することで合意した。

 5G SAやミリ波活用促進、ネットワークの省電力化、O-RAN/vRANにかかわる技術協力の検討を進める。加えて6Gにおいても両社のコンセプトやスケジュールの整合を取り、標準化や研究開発を共同で主導し、6G実現を目指す。2023年以降、共同で実証実験を実施する予定で、IOWN Global Forumとも連携する。

 このほか、非通信技術でも連携。映像事業の競争力強化に向けてオリジナルコンテンツを共同で制作。それぞれのプラットフォームで提供するなどの協業のほか、メタバースでのコンテンツの共同制作や将来的な展望として、両社のプラットフォームの接続も視野に入れる。

 NTTドコモ 代表取締役社長の井伊基之氏は「両社の技術力とこれまでの事業経験で培ったノウハウを組み合わせることで、グローバル市場における新たなサービスやビジネスを創出し、多くのお客様に最先端の感動を体験いただけることを期待しています。これから両社の事業をより一層発展させていきたいと思います」とコメント。

 SKテレコム 代表取締役社長のユ・ヨンサン氏も「今回の基本合意書は、日本、韓国を代表する通信事業者間の協力という点で非常に重要な意味を持ちます。NTTドコモとICT分野での協力を続け、代表的な成功事例を作り出せるように取組みます」としている。