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KDDIが「みんなの夢をのせるeレーサープロジェクト」を実施、結果を発表

 KDDI、アイロック、VIE STYLE、レーシングヒーローの4社は、「みんなの夢をのせるeレーサープロジェクト」を7月20日~9月26日まで実施した。

 本プロジェクトは、ITと脳科学を組み合わせたブレインテックとeスポーツを活用した脳トレーニングで認知能力を高め、実車におけるドライビングテクニックの向上につなげる技術の開発を目指すもの。

 プロジェクトにはテストドライバーとして20名のeレーサーが参加。実車での走行タイムの測定や約4週間にわたる脳トレーニングが行われた。

 この結果として、脳トレーニングを受けた10名のeレーサーはトレーニングを受けなかった10名と比較し、実車走行で約2.2倍のタイム向上率となり、脳トレーニングの効果が確認されたという。

 KDDIは、本プロジェクトにおける技術をもとに、eスポーツで実車のドライビングテクニックを向上させる脳トレーニングアプリの実現を目指すとしている。

 一般的に、カーレーサーになるには費用面や環境面でのハードルが高いとされている。今後、ブレインテックとeスポーツを活用した脳トレーニングが実現すれば、実車での練習にかかる時間や費用を抑えられ、より多くの人がレーサーを目指すことが可能になる。