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デジタル庁、マイナンバーカードのスマホ搭載に向けた情報公開と意見募集

 マイナンバーカードの機能のスマートフォン搭載を実現するに先立ち、デジタル庁は、公的個人認証サービスを利用する署名検証者向けに、スマホ用電子証明書の利用に向けた外部インタフェース仕様書などの情報提供や意見照会を実施している。

情報提供および意見照会の対象ドキュメント

 マイナポータルアプリにおいて、外部インタフェース仕様書、電文設計書、利用手引が対象となる。公的個人認証サービスにおいて、署名検証者向け技術仕様書が対象となる。

 加えて、署名検証者向け対応手順書も対象ドキュメントに含まれる。

情報提供および意見照会の対象者

 「現在、公的個人認証サービスによる本人確認を実施している署名検証者およびみなし署名検証者」と「現在は公的個人認証サービスを利用していないが、スマホ用電子証明書を利用した本人確認を希望する行政機関または民間事業者」の両方が対象となる。

情報提供に必要な手続き

 メールに必要事項(企業名・代表者名・担当部署・担当者名・担当者電話番号・担当者メールアドレス・スマホ用電子証明書の利用を希望するアプリ・サービス名)を記載のうえ、問合せ先メールアドレスに開示申請をする必要がある。

 加えて、守秘義務誓約書に必要事項を記載および添付することで、手続きができる。

 デジタル庁内およびJ-LIS内で内容確認を行い、開示可否の判断が行われ、承認された場合に対象ドキュメントが送付される。

 デジタル庁から提供される情報に関する意見は、メールで受け付けており、11月14日までに送付するよう求めている。同庁では、すでにシステム設計は完了していることからシステムの仕様変更に関する意見は対応が難しいとしている。

 連絡窓口の担当者や問合せ先のメールアドレスは、デジタル庁のホームページから確認できる。