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ドコモとアクセンチュア、Web3の普及と社会実装の加速に向け連携へ――地方創生やWeb3環境整備、人材育成へ

今回の取り組みを説明するNTTドコモ代表取締役社長 井伊 基之氏

 NTTドコモとアクセンチュアは、Web3の普及および社会実装の加速に向けた連携に合意したと発表した。環境問題の解決や地方創生などに、Web3の強みを生かした取り組みを進めるという。

 Web3は、ブロックチェーン技術などを活用した次世代のWeb技術とされており、Web3の拡大で従来の経営原理だけでは実現が難しかった課題解決や経済圏の形成が期待されている。

 海外では気候変動対策などで活用が進められており、日本国内でも地方創生や経済活性化などで活用する流れがある。

 その一方、Web3は認知不足や利用方法の難解さ、安心な利用環境の整備不足といった課題も顕著化しているといい、今回の提携はこれらの課題を解決することを目指すとしている。

 NTTドコモとアクセンチュアは今後、「ESG/SDGs領域への適用」、「安心・安全なWeb3活用に向けた技術基盤の構築」、「Web3人材の育成」について連携して取り組む。Web3の特徴を生かした連携のメカニズムの構築で新たな経済原理による課題解決の事例や方法を創出することを目指すほか、Web3普及の阻害要因を取り除き誰もが簡単に安心して利用できる技術基盤の構築や環境整備を進めていくという。