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MM総研調査、4Gスマホ利用者の6割が「5G移行時期を決めていない」
2022年8月25日 16:33
MM総研は、5Gスマートフォンの導入実態・利用意向調査の結果を発表した。調査は15歳から69歳に対して7月にwebアンケートで行われた。
5G対応を重視した利用者は2割
端末を購入した際の重視点については、5Gスマートフォン利用者で最も多かったのは「端末価格(実質価格や一括/分割などの販売方法/キャッシュバック)」(31.0%)であった。次いで「デザイン(色・形状・サイズ)」(23.6%)、「ブランド・人気」(23.2%)と続いている。「端末が5Gに対応している」は19.4%で、5G対応である点を重視して購入した利用者は約2割という結果になった。
4Gスマートフォン利用者では「端末価格」(39.7%)が最も多く、5Gスマートフォン利用者よりも料金面を重視する傾向がみられた。
価格重視度は4G利用者よりも低い結果に
4Gスマートフォン利用者に、5G対応スマートフォンを購入するとした際に重視する項目を聞くと最も多かったのは「端末価格」(55.8%)となった。5Gスマートフォン利用者で「端末価格」を重視すると答えた人は31.0%となっており、4Gスマートフォン利用者と比べると低くなっている。
4Gスマートフォン利用者の5G利用開始時期
4Gスマートフォン利用者に5Gの利用意向について聞いた調査によると、「5G通信サービスの利用は考えていない」(46.8%)「4年よりも先になるが利用・検討可能性がある」(18.1%)という結果になった。
「5G通信サービスの利用を検討していない」4Gスマートフォン利用者に対し、、検討していない理由についての「端末」「プラン」それぞれ観点から聞いた調査では、端末の観点では、「現在利用している端末で満足しているから」が59.4%、プランの観点では、「現在契約しているプランで満足しているから」で53.5%という結果となった。
今後の5Gにつて
同社は今回の調査に関して「5Gスマートフォンを利用することならではの価値を訴求していくことが、今後の市場を活性化させる重要なテーマとなるはずだ」としている。